いかんと言いながら、こんな時間までブログを更新中(笑)。
来年には『If or …』『コール』の大阪公演も行われる
「サンケイホールブリーゼ」のこけら落としを飾った(とサイトに
書いてある)舞台『冬の絵空』の広島公演を観に行って来ました。
――生きることは絵空事、束の間の妄想にすぎない。
なんてオシャレなことが、これまたサイトに書いてある訳ですが、
本当にそんな胸を打つような、心に沁み入るような内容の作品で。
正直、中越典子さんを生で観てみたーい、なんていうミーハー心で
足を運んだんですけれども、いやー、本当に行けて良かったです!
なんて言うんでしょう、あまり舞台臭のしない舞台だったなーと
思って調べてみたら、脚本家の方がテレビ畑の方でもあるらしく。
もちろん、ザ・劇団なテイストのステージも楽しいんですけれども、
シンプルなテーマと構成がちょっと新鮮でいいなーと感じたのでした。
(逆にベタな舞台を観たことがないので、私の判断基準が
平均的なものなのかどうかを測りかねてもいるのですが…汗)
うーん、見た目の部分じゃないストーリーの感想を書くのって難しい!
時代に対する怒りを持つとか、本当の自分を追い求めるとか、
人の上辺に騙されてしまうとか、運命に翻弄されるとか…。
いろんな登場人物を通して、今はもう蓋をして生きている自分が
昔よく疑問に感じていたことを、少し思い出したような気がしました。
そこを通り越して暮らしているからこそ、この作品のテーマである
「生きることは絵空事、束の間の妄想にすぎない」という言葉が
こんなに胸に響くのだとも思いますし。
まぁ観終わって救われない感情と救われた感情と両方が残りましたが、
絵空事とはいえ明日は普通にやって来るし、仕事もあるし(笑)、
家族もいて、お友達や友人もいて、NEWSを観るのは楽しいし(笑)。
どうせ束の間の妄想ならばとことん妄想してやろう!って、
最終的にはこの作品に元気を与えてもらったような気がしているところで、
そろそろ眠りに落ちようと思います!
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